某電力会社 水力発電所様
事業ケーススタディ
協同電気株式会社の事業ケーススタディをご案内します。
某電力会社 水力発電所様
導入の経緯と課題
再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)の施行から既存の水力発電所の高効率化を計りたい思惑が全国的に高まり、運転開始から100年、大規模改修から20年を経て高い収益性が見込める本発電所にも抜本的な機器更新の機運が高まっていました。
しかし、同様の高効率化の需要が全国から集中し、設計・製造の余力が無く、御客様の要望に沿う事が難しい状況となっていました。
導入サービス・解決策
国内設計・国内製造のリソースは足りない状況ではありましたが、富士電機とドイツ VOITH社とのJVたるFVH社(富士フォイトハイドロ社)の海外ネットワークを利用し、中・小型水力向け装置であればVOITH社の製品を富士電機にて導入・保証が可能な旨、客先へご説明、ご理解を頂きました。
契約に先立ち、技術的・製品的に本発電所への導入に問題が無いかの打合せを複数回実施、仕様の確認・技術検討を頂き、暫定的な御契約を頂いた後、事業収益性の精査を経て御契約を頂きました。
導入にあたっての双方のやり取り
現在、導入に向けての打合せ、仕様の御確認・承認に向けての御検討をいただいています。
海外設計・製造製品である故の山積する難問、また、「施工」に対する考え方の違い等、様々な問題がありますが、御客様も粘り強く対応を頂いており、我々も海外エンジニアと積極的な打合せを実施し問題を解決して行く所存です。
希望納期に沿った運転開始こそが御客様の利益に繋がり、ひいてはグリーンエネルギーの一翼を担い温暖化防止にも繋がるとも考えられ、御客様の持つ社会的な強い責任感を共有しながら納期遵守の完工・納入を目指しています。